第31回 日本診療放射線技師会
中四国診療放射線技師学術大会
大会長 三輪 光良
第64回 日本放射線技術学会
中国・四国支部学術大会
大会長 小池 正紘
ご挨拶
第19回中四国放射線医療技術フォーラム(CSFRT2023)を山口市産業交流拠点施設KDDI維新ホール(山口県山口市令和1丁目1-1)にて2023年(令和5年)11月18日(土)・19日(日)の両日にわたり開催いたします。本大会は、第31回公益社団法人日本診療放射線技師会中四国診療放射線技師学術大会と第64回公益社団法人日本放射線技術学会中国・四国支部学術大会との合同開催です。
大会のテーマを『時代を照らす放射線技術 見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。』といたしました。「見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。」は、山口県を代表する童話詩人金子 みすゞの「星とたんぽぽ」より有名な一文を引用いたしました。詩の中のこの一文から読み取られる意味や感じられる印象は人それぞれかと思います。見えない病変を見えるようにするのが我々の画像診断業務の持つ本質としてとられる方もおられるでしょう。一方で、技術進歩によって見えないもの(病変・病態)を間接的に描出する検査手法も多く開発されていることに意味を見出す方もおられるでしょう。もしくは我々の診療業務のちょっとした見えない工夫であったり、日頃スポットが当たらないような、当たり前の取組みが現在の放射線技術を支えていると考える方もおられるでしょう。
単純な一文ではありますが、読み手によって様々な印象を受けるのではないでしょうか。多種多様な考えや取り組みに支えられて放射線技術が進化を進めていることは言うまでもなく、それらに触れることで、過去・現在・未来に向かっての放射線技術を見つめ直すきっかけになるような学会となればと願っております。
大会のテーマに準ずる形で、会員による研究成果の発表を中心に、『市民公開講座』『特別講演』『JART特別企画』『JSRT特別企画』など会員の皆様にとって興味ある企画を準備しております。また多くの企業様のご協力を得ながら、『ランチョンセミナー』『モーニングスイーツセミナー』等の準備をしております。
企業様の情報提供は、まさに時代を照らす放射線技術をそのものであり、セミナーや機器展示を通じて学びの機会となることを期待しております。
参加登録された方には一部オンデマンド配信も行いますので、 もう一度聞きたい講演等もあとで振り返ることができるように考えております。
前回の山口大会(CSFRT2013)は下関市での開催でしたが、今回は山口市での開催としました。山口市も魅力ある街で、湯田温泉、国宝瑠璃光寺五重塔、サビエル記念聖堂などの観光地もあります。郊外に足を延ばせば日本最大級のカルスト台地の秋吉台や秋芳洞、また萩城下町などで楽しむこともできます。皆様方には学会で学ぶとともに山口県の自然や歴史も体感していただければと思っております。
現在、日本中が長かったコロナ渦を抜け出そうとしています。以前のように皆様と直接お会いできる対面開催を企画し、実り多い大会にしたいと考え学会関係者一同で誠意準備をしてまいります。
大会を盛り上げていただくには、皆様方の多くの演題発表と参加登録が必要です。
是非、ご協力宜しくお願い致します。
詳細につきましては随時ホームページを更新してまいりますのでご確認ください。
2023年11月18日、19日 山口で皆様にお会いできるのをお待ちしております。